貴金属の買取時に覚えておくべき4点

多くのお店では、この相場情報を基にして、自店の買取金額を決定しています。（いわゆる手数料）
お店側も自分たちの利益を確保しなければいけませんから、世界の金相場と買取金額がイコールになるケースは、まずないでしょう。

とはいえ、自分でその日の金相場価格を事前にチェックしておけば、安すぎる査定金額を提示された際に、すぐに気付くことができます。

手数料について明確にしていないお店を利用した場合でも、金相場との価格差をチェックしてみることで、「いったいどれくらいの手数料を取っているのか」を確認することができるでしょう。

査定金額が妥当であるかどうかを知るためにも、自分自身で地金価格をチェックしておくことが重要なポイントとなります。

2.重量を計測しておく

金の買取において、該当アイテムの重量は重要なポイントとなります。
たった1グラムで数千円もの値が付く金属ですから、できるだけ正確な数字を調べられる機械が必要となります。

重量をごまかす悪質業者もいる
査定に持ち込まれた品物を計測するのは、基本的にお店側の仕事です。
なぜ専用の量りを用意してまで、自分で事前にリサーチしておくべきなのかといいますと、重量をごまかして、買取金額を安くしようとする悪質な業者が存在しているためです。たとえ正確な数字ではなくても、目安さえ知っていれば、業者から見積もりを提示された時点で、「ごまかし」に気づくことができます。買取で一度手放してしまった金製品は、あとから「もっと重量があったはず」だと言っても聞き入れてもらえません。
買取査定前に自分の手で計測しておいて、見積もりが提示された段階で、業者の質をチェックする必要があります。

3.金の純度を事前に調べる

金のジュエリーに関して、「24金」や「18金」などの言葉を聞いたことがあるでしょう。
これは、製品の中に含まれる金の含有量、つまり、どのくらいの割合で金が含まれているかということを表わしています。金の含有量が約100％の純金のことを「24金」といいます。22金は約92％、21金は約88％、20金は約83％というように数字が少なくなるにつれて金の含有量も減少し、18金は約75％、14金は約58％です。10金ともなると約42％、9金は約38％しか金が含まれていません。 是非お店に行く前は刻印を見てみてください！

4.お店の対応力をチェックする

初めて利用する店舗で「信頼性をどこで判断すれば良いのかわからない」というときには、お店の対応力についてチェックしてみましょう。消費者にとってわかりづらいポイントを、わかりやすく解説してくれるお店は「信頼できる」と考えてよいでしょう。買取手続きの最後で、「これまで説明になかった費用が突然引かれた」というトラブルも回避できます。直接問い合わせたときの反応だけではなく、ホームページ上でどのような記載をしているのかにも、お店の個性が出ます。ぜひこちらも注目してみてください。また、査定を受けたあとも重要なポイントです。
口頭で値段だけを伝えるだけではなく、きちんと書面にした上で、その内容について丁寧に説明してくれることが理想的です。